代々木の熱、せき、たんが続く 代々木駅前さかいクリニックYoyogi Station Sakai Medical Clinic

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胸部、背部熱、せき、たんが続く

長引く咳と発熱は肺炎の可能性

咳や痰とともに、夜になると38度以上の熱が出ることが3日以上続く場合、ただの風邪ではなく、気管支炎や肺炎を考えさせます。肺の炎症が広がると息苦しい症状が加わり呼吸や脈が速くなり動悸がします。炎症が肺を包んでいる胸膜にまで及ぶと胸が痛くなります。もちろん高熱が出ているわけですから、倦怠感や悪寒、筋肉痛、関節痛、頭痛などの症状もでてきます。ただし高齢者の肺炎の場合は、熱が出ないこともありますので注意が必要です。普段から鼻やのどの粘膜に存在している肺炎球菌、インフルエンザ杆菌(インフルエンザ・ウイルスとは別の細菌です)、モラキセラ菌などが気管支や肺に侵入することで引き起こされます。

風邪がこじれて肺炎になる

最初から肺炎になってしまう場合もありますが、普段は健康な人が風邪やインフルエンザをこじらせて肺炎になることのほうが多いようです。風邪のウイルスによってのどや気管の粘膜が弱ってしまったところに、新たに細菌が感染して2次感染を起こすのです。なかなか治らない風邪や、いったんなおって再び悪化してきた場合には肺炎の可能性も考えてしっかり診察します。

若い人の肺炎は別の菌が原因になる

60歳以下で普段は健康な人が、熱とともに激しい咳をするようになった場合、やはり肺炎を考えるのですが、診察して聴診しても肺に雑音が聞こえないことがよくあります。痰もあまり出ず、血液検査でも炎症を反映する白血球もあまり増えていない。胸部X線を撮影すると淡い影がほんのりと見えます。このような状態は非定型肺炎とよばれます。原因菌としてはマイコプラズマ菌が最も多いです。マイコプラズマは感染力が強いことも特徴で、学校や職場、家庭で感染するため、周りに同様の症状の人がいたかどうかをよく聞きだします。また耳が痛くなることがあるのも特徴です。そのほかの原因ではおなじように人から人へと感染するクラミドフィラ(肺炎クラジミア)もあまり発熱はないものの、咳が長引くことが特徴です。さらに、文鳥やインコなどペットの小鳥から感染するオウム病クラミジア、温泉やサウナなどの水や水垢に存在するレジオネラ菌も肺炎の原因になります。

肺炎だからすぐに入院とはならない

肺炎だからといって直ちに入院となるわけではありません。医師の判断材料として日本呼吸器学会が定めたA-DROPという基準があり、年齢(男性70歳以上、女性75歳以上)、 脱水、呼吸が速い(1分間に30回以上)、意識障害がある、血圧が下がっている(収縮期血圧90以下)の場合は入院を考えます。クリニックでの外来治療では症状、経過から原因菌を推測したうえで適切な抗生剤の内服、あるいは点滴投与を行います。

代々木の熱、せき、たんが続く 代々木駅前さかいクリニック
診療科目
内科・皮膚科・アレルギー科
住所
東京都渋谷区代々木
1-38-1 タムラビル2階
最寄駅
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