代々木の帯状疱疹、ヘルペス 代々木駅前さかいクリニックYoyogi Station Sakai Medical Clinic

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皮膚帯状疱疹、ヘルペス

ピリピリする赤いぶつぶつがでてきた!

初期には体や顔面の左右どちらか一方にピリピリした痛みが生じます。つづいて数センチ程度の範囲で皮膚が赤く腫れた状態になり、その中に数ミリ程度の水ぶくれが集まってあらわれてきます。このような症状があればまず帯状疱疹を考えます。片方の手や足、あるいは陰部の半分だけに症状が出現することもあります。幼少時に感染した水ぼうそうのウイルスは、体の神経の根元の部分(神経節)に潜伏しています。加齢やストレス、疲労のために体の抵抗力が落ちるとこの水ぼうそうウイルスが再び増殖して、帯状疱疹の症状を引き起こすのです。最初の水ぼうそうの時のような全身に発疹を引き起こすことはなく、潜伏していた神経節に対応した皮膚の領域だけに発疹が生じるのです。水ぼうそうにかかったことのある人は誰でも帯状疱疹になる可能性がありますが、免疫力が低下していなければ再発率は1%以下です。

ピリピリは長引くことがある

抗ウイルス薬を内服することにより1-2週間程度で皮膚の症状は改善してきますが、神経痛の症状だけが長引くことがあります。最初に炎症が起きた時に神経が損傷してしまっていると、ピリピリ、あるいはズキッとした電気が走るような神経痛の症状が数か月も続くのです。これが帯状疱疹後神経痛です。神経痛をおさえる内服薬を使用して治療しますが、帯状疱疹を発症したらできるだけ早期に抗ウイルス薬をすることが、後遺症を軽減するためにも必要です。

危険な帯状疱疹の症状

水ぼうそう・帯状疱疹ウイルスはまれに髄膜炎をおこすことがあります。神経節で増殖したウイルスが、脳や脊髄をつつんでいる髄膜にまでひろがることで、発熱や頭痛、嘔気が出現するのです。また顔面、とくに鼻の頭に発疹が現れた場合は、目の結膜や角膜に炎症を起こすことがあり、視力が失われてしまう可能性もあります。眼科受診が必要です。通常、帯状疱疹ではピリピリ感や痛みなどの感覚症状があらわれますが、ときに顔の筋肉や鼓膜の張り具合を調節する顔面神経に感染することがあります。この場合は顔面の筋肉が半分だけ麻痺してしまうと同時に、難聴や耳鳴りが生じます。

帯状疱疹は飲み薬で治す

治療は抗ウイルス薬の内服を行います。1週間内服を継続しますが、内服しても2,3日は症状が進行する場合があります。発病早期の内服が効果的なので、疑わしければできるだけ早くに受診するようにお願いします。髄膜炎、目の症状、顔面神経麻痺がある場合には入院の上、点滴で抗ウイルス薬を投与する場合もあります。診察の上、必要と判断した場合は入院設備のある病院に紹介します。

体にヘルペスがでてくることもある

帯状疱疹と同じように皮膚が赤く腫れて水疱ができる場合でも、何度も同じ部位に再発する場合には帯状疱疹ではなく、単純ヘルペスの可能性があります。帯状疱疹の再発率が一生で1%程度なのに対して、単純ヘルペスの再発率は1年で20 %程度もあります。また単純ヘルペスは口唇や性器に症状が出ることが多いですが、手足や体幹にできることもあります。皮膚科学会の統計では

口唇ヘルペス 28 %
再発型性器ヘルペス 19 %
口唇以外の顔面のヘルペス 14 %
殿部のヘルペス 8 %
体幹、上肢のヘルペス 3 %
下肢のヘルペス 2 %

となっています。単純ヘルペスが手足や体幹にできることはまれだと言っても、帯状疱疹の再発よりは可能性が高いのです。

全身にひろがるヘルペスは要注意

単純ヘルペスは通常、体の一部に限られた範囲で症状が出現しますが、アトピー性皮膚炎の湿疹部分にヘルペスが発症した場合は、より大きな水疱が広い範囲にわたって出現し、さらに急速に広がります。これがカポジ水痘様発疹症と呼ばれる状態で、細菌感染を合併して化膿しやすく、発熱することもあります。重症の場合は入院したうえで抗ウイルス薬の点滴が必要になります。

性器ヘルペスは再発しやすくうつりやすい

性器ヘルペスも口唇ヘルペスと同じく、単純ヘルペスウイルスが原因となります。口唇ヘルペスは単純ヘルペスI 型、性器ヘルペスはII型が原因とされていましたが、最近ではその区別はあいまいになってきています。どちらにせよ治療薬は同じです。性器ヘルペスもいったん感染すると、症状がなくなってもウイルスは神経節に潜んでいて、疲労やストレスで再発を繰り返します。症状がない時でもウイルスが排出されていることがあり、パートナーに感染することがあります。通常は抗ウイルス薬内服5日間の治療を行いますが、初発の場合は10日間使用することもあります。また1年に6回以上性器ヘルペスの再発を繰り返す場合には、症状が出ていなくても1年間毎日薬を飲み続ける再発抑制療法があります。性器ヘルペスの再発を少なくするだけでなく、パートナーへの感染リスクを低くすることができます。

代々木の帯状疱疹、ヘルペス 代々木駅前さかいクリニック
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内科・皮膚科・アレルギー科
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