胸部、背部胸が痛い
突然の耐え難い胸の痛み → 救急車を呼ぶ
突然の耐え難い胸の痛みは、重篤な病気が原因になっている場合があり要注意です。急性心筋梗塞・狭心症、大動脈解離、肺塞栓、気胸(緊張型気胸)、食道破裂などの可能性があります。いずれも生命にかかわり緊急検査、処置が必要な状態です。直ちに救急外来受診をお勧めします
咳で胸が痛い
慢性的な痛みであったり、そこそこ程度の痛みの場合は、あわてる必要はないものの、その原因はさまざまです。激しい咳が続いた場合、胸やおなかの筋肉が筋肉痛を生じることがあります。この場合はその部位の筋肉に力を入れると痛みが生じます。またあまりもせきがひどいと肋骨が折れてしまう場合もあります。まずは咳を治すことが優先されますが、それでも胸が痛い場合には検査が必要です。またせきに発熱が伴って数日間続いている場合、肺炎の可能性が考えられますが、胸膜まで炎症が及ぶと胸の痛みが出現します。
押して痛ければまずひと安心
咳が出ていないにもかかわらず、急に胸の一部が痛くなって心配で来られる方もあります。痛みが数センチの範囲に限局していて、その部分を押すと痛い場合には、肺や心臓などではなく、筋肉や骨の問題が考えられます。とくに胸の中央を走る胸骨と肋骨のつなぎ目である胸肋関節に炎症が起こる場合と、胸の下の方の肋骨で肋骨と肋軟骨のつなぎ目に炎症が起こる肋軟骨炎が多いです。
皮膚の症状にも気を付けよう
胸や背中の片側だけに、帯状にぴりぴりとした痛みがある場合、帯状疱疹の可能性があります。これは子供のころにかかった水疱瘡のウイルスが神経の中に潜伏していて、疲れなどで免疫力が低下したことで再び増殖を始めて神経に炎症を起こすことで痛みが生じます。痛みの部位に、赤く腫れた部分や数ミリ程度の水ぶくれが数個集まっていないかよく診察をします。帯状疱疹の初期には皮膚に症状が出ていないこともあり、数日様子を見るか、疑いが強ければ早期に治療を開始します。
胸には食道もある
胃酸が食道に逆流してしまう逆流性食道炎でも、胸の中央に焼けつくような痛みが生じることがあります。食後や夜間に痛みが悪化する場合には、胃酸を抑える薬剤を使って効果をみます。
- 診療科目
- 内科・皮膚科・アレルギー科
- 住所
- 東京都渋谷区代々木
1-38-1 タムラビル2階 - 最寄駅
- 代々木駅徒歩1分
- 電話番号
- 03-3377-1011
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:30 ー 14:00 | △ | ||||||
15:30 ー 18:30 | △ |